高崎までは、東京から高崎線で２時間あまり、普通に乗車券を購入して往復すると電車賃が結構かかるので、青春１８切符を使い浮いたお金で普通車のグリーン車にのる。高崎は、初めての地だけども、撮影したい場所のだいたいの情報はあらかじめネットで調べていた。駅から撮影しながら歩くこと２０分あまり、一番の目的地である高崎中央銀座に到着する。ものすごいアーケード街に圧倒されるも、ほとんど人通りがなくシャッター街。アケードの大きさが返って地方都市の凋落ぶりを象徴しているようで、もの悲しさを感じた。通りを歩くと廃墟となった映画館「高崎オリオン座」、そして今では、電気館通りにある高崎市地域活性化センターとして復活した「高崎電気館」。オリオン座の裏手にはかつての赤線の柳川町。メインの通りから柳川町に足を踏み入れると空気が変わったのを感じた。やはりそこはもとは赤線の独特の空気。しかし今ではこじんまりした飲み屋街になっている。地元の人には大変失礼かもしれないが、撮影場所としては、大変な魅力を感じた。